キャビテーション発生機構に関する一寄與(第 2 報)
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概要
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第1報に於ては、キャビテーション発生圧と空所の大さとは水の空気溶有量に依て異るものであることを明かにした。本報に於ては、水温3℃より55℃迄の8種に於て空気含有量の変化に應ずる発生条件の変化を求めた。その結果は、キャビテーション発生条件に関しては、蒸気圧と堰止圧とから構成さる従耒のキャビテーション係数は妥當でなく、即ちこれを以て実驗を取りまとめると極めて不規則となる。依て水温と空気溶有量とに関係ある空気飽和圧なるものを考へ、これと堰止圧とから構成される新しい係数を茲に考へてみた。この係数と空気溶有度との間にはかなり綺麗な相似律が成立することが觧つた。尚初生空所の大さの温度変化、生長キャビテーションと減縮キャビテーションとの大さと初生キャビテーションの大さとの対比も数種の水温に於て求めてある。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
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