ガラスびんの耐熱衝撃強度に関する破壊力学的な検討
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概要
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リターナブル (回収, 再使用可能) のガラスびん外表面に急冷による熱衝撃を与え, びん円筒部に発生する温度分布並びに熱応力分布を解析し, この非定常熱応力によるびんの熱衝撃破壊について, 応力拡大係数 (KI) に基づく線形破壊力学的な検討を行った. その結果以下のような知見が得られた.軸方向に沿って連続的なクラックが外表面に一様の深さで発生しているガラス円筒を想定し, 円筒外表面を急冷することによる破壊現象を線形破壊力学的に検討し, 得られた理論式を用いて, 実際にガラスびんについて, 外表面に発生している半楕円状クラックの深さ (実測値) とびんの耐熱衝撃強度の関係を定量的に把握することを可能とした.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1984-10-01
著者
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