リターナブルびんの熱疲労破壊
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概要
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我が国において広く使用されているリターナブル (回収, 再利用可能) のガラスびんを選び, びん重量及びびん外表面の加傷度合いの異なる2種類の試料びんについて, 外表面に急冷による熱衡撃を繰り返し最高30回まで与えることによる熱疲労破壊について検討を行った. また試料びんに内圧力4-8kg/cm2を負荷した条件下での熱疲労破壊についても併せて検討を行った.その結果熱疲労破壊について破壊力学的に得られた理論式に基づくデータと, 本実験により得られたデータとの間には比較的よい一致が認められた. また試料びんに内圧力を負荷した場合では, 急冷による熱衝撃値 (温度差を尺度とする) は, 熱衝撃30回繰り返すことによって, 熱衝撃1回の場合に比べて10℃程度低い値が得られた.
- 1985-06-01
著者
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