リターナブルびんの内圧力負荷下における耐熱衝撃強度特性
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概要
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内圧力を負荷した状態下でのガラスびんの熱衝撃強度特性を評価する目的で, 一様深さで軸方向に連続的なクラック (Straight-front crack) を外表面に含むガラス円筒を対象に破壊力学的な解析を行った.まず円筒のガラス層に発生する熱応力を計算し, BuecknerのWeight Functionを用いて, 熱衝撃破壊について表面傷深さと熱衝撃量の関係を検討した. なお限界応力拡大係数はMecholskyによる値を用いた.このガラス円筒に関する理論的解析結果を半だ円形状 (Semi-elliptical crack) のクラックが発生していると考えられるガラスびんに適用したところ, 熱衝撃破壊に関する実測値は破壊力学的に導き出された理論値とよく一致することが分った.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1985-08-01
著者
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