神経芽細胞腫に対する免疫化学療法の可能性 : 腫瘍細胞の3M KC1抽出物投与の試み
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概要
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The effectiveness of immunochemotherapy to a patient with neuroblastoma at stage IV was investigated. He was 4 years and 2 months of age at the time of diagnosis. He received surgery for partially resecting a primary tumor originating from R-adrenal gland and the histological diagnosis was rosette-forming type of neuroblastoma. At the same time, hepatic, bone marrow and bony metastases were noticed. He was treated by a modification of the immunochemotherapy schedule which was reported by Necheles et al.. He received intradermal injection of BCG instead of MER/BCG and 3M KC1 tumor extract of his own tumor cells obtained at surgery. During 10 months after initial diagnosis, he has been treated with 3 courses of chemotherapy of adriamycin, vincristine and cyclophosphamide and 6-7 administrations of tumor extract and BCG. During treatments, humoral immune responses were followed by measuring levels of serum IgG, IgA and IgM and cellular immune responses were followed serially by in vitro lymphoblastogenesis stimulated by PHA and tumor extract, and in vivo, skin tests of PHA, tumor extract and so forth. In conclusion, the patient's immunological competence has been maintained in good condition during treatment and results of skin tests of tumor extract gradually became more significant. No side effects were observed locally and systemically. At present, he is well without any metastases and with normal levels of VMA and HVA excretions into urine. In this paper, we discussed the possibility of immunochemotherapy as a new treatment for a patient with advanced neuroblastoma.
- 日本小児外科学会の論文
- 1980-02-20
著者
-
杉本 徹
京都府立医科大学附属病院小児科
-
沢田 淳
京都府立医科大学小児科
-
戸沢 睦彦
京都府立医大小児科
-
木戸脇 卓郎
京都府立医科大学小児科
-
沢田 淳
京都府立医科大学
-
井上 文夫
京都府立医科大学 小児科
-
杉本 徹
京都府立医科大学 周産期治療部 小児科
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