41. タバコ N 因子によるタバコモザイクウィルスの認識機構の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Plant resist invading microbial pathogens by mounting rapid defense responses. For instance, tobacco plants carrying the N gene show a hypersensitive response (HR) against tobacco mosaic virus (TMV). This response can act only when the plant has a resistance gene and the pathogen has an avirulence gene. In the case of tobacco and TMV, N is a resistance gene product and the 50 kDa TMV helicase domain (p50) is an avirulence gene product. However, it is not yet known how the N factor recognizes p50. We investigated the interaction of the N protein and p50 by the yeast Two-hybrid system. When both the N protein and p50 are present, β-galactosidase activity is about 10 times higher as compared to the presence of only one of the two. Next, the specificity of the interaction was investigated by the growth test using a histidine synthase inhibitor (3-AT). Our results shown that, only when both the N factor and p50,but not one of the two alone, are present growth was possible. Several strains of TMV have been reported not to induce the HR in tobacco. One of these strains has an amino acid exchange in the hericase domain. A possible explanation of the no-HR phenotype would be a disturbed interaction with the N protein. For this reason we checked this mutated p50 in the yeast Two-hybrid assay. In contrast to the WT protein, the mutated p50 resulted in a very lowβ-galactosidase activity. Moreover, it did not grow in the 3-AT containing culture medium. The results suggest that p50 has combined with N factor directly
- 植物化学調節学会の論文
- 2003-10-10
著者
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
-
佐野 浩
奈良先端大
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大学
-
植田 浩一
奈良先端大バイオ
-
植田 浩一
奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
-
山口 夕
奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
-
山口 夕
奈良先端大
-
佐野 浩
奈良先端大・植物細胞工学
関連論文
- 高等植物のカドミウム耐性機構
- シロイヌナズナのイオウ代謝遺伝子群のジャスモン酸による発現制御
- 栄養応答とプロテインカイネース (植物の代謝コミュニケーション--植物分子生理学の新展開) -- (シグナル伝達)
- コーヒーのスペルミジン合成酵素遺伝子のクローニングと特徴づけ
- ヤシ科植物のバイオテクノロジー : スリランカとインドネシアの事例
- 環境浄化に有用な遺伝子を導入した水生植物パックブンの育種に関する検討
- シロイヌナズナの新規システイン合成酵素遺伝子の単離と特徴づけ
- アツモリソウ属植物の系統一形態と塩基配列との比較
- 3H1030 シロイヌナズナ由来AtCBL2の結晶構造(1.蛋白質(A)構造,一般講演,日本生物物理学会第40回年会)
- 64.シロイヌナズナのカドミウム応答遺伝子の単離と解析(第36回大会研究発表抄録)
- 64 シロイヌナズナのカドミウム応答遺伝子の単離と解析
- 6. イネGAIホモクログの単離と機能解析
- 6 イネGAIホモログの単離と機能解析
- D-40 ジベレリン非感受性トウモロコシ突然変異株D8でmRNA蓄積量の低いcDNAの単離
- 14 蛍光ディファレンシャル、ディスプレイ法によるジベレリン応答遺伝子の探索
- サイトカイニンの情報伝達
- 蛍光ディファレンシャルディスプレイによる傷害初期に応答する遺伝子の探索
- シロイヌナズナBiPの遺伝子発現
- シロイヌナズナにおけるBiPの発現制御 : 植物
- シロイヌナズナGPTのcDNAクローニング : 植物
- サイトカイニンの情報伝達
- 植物の成長における低分子量GTP結合蛋白質の役割
- 高等植物における矮性化-3-DNAメチル化による矮性発現の制御(セミナ-室)
- 北緯40度の植物分子生物学研研究施設 : 秋田県立農業短期大学附属生物工学研究所
- 病障害抵抗性のシグナル物質,サリチル酸とジャスモン酸の拮抗作用
- 植物の生体防御におけるシグナル伝達
- (337) 植物の病害抵抗性発現の情報伝達に低分子量GTP結合タンパク質が関与している (日本植物病理大会)
- (236) 低分子量GTP結合タンパク質を恒常的に発現しているタバコ中での傷害によるサリチル酸異常生成とウイルス抵抗性獲得 (日本植物病理学会大会)
- 日本学術振興会ミレニアムプロジェクト「植物遺伝子」の概要
- 植物バイオテクノロジ-は環境悪化および食糧危機を救えるか? (特集:学術研究の先端を行く)
- (334)タバコモザイクウイルスとタバコN因子との相互作用の解析(平成16年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 1pS3-PM1 遺伝子組換えによるデカフェコーヒーの作出(遺伝子組換え植物が開く脱化石資源文明,シンポジウム)
- BIO R&D カフェイン代謝工学--生合成経路の再構成と抑制
- カフェインレスコーヒー植物の分子育種
- タバコ過敏感細胞死におけるポリアミンの寄与(第37回大会研究発表抄録)
- 49 タバコ過敏感細胞死におけるポリアミンの寄与
- 951 紫外線パスルレーザ技術の植物細胞への応用(III) : レーザによる傷害応答の解析(植物細胞工学,一般講演)
- 41. タバコ N 因子によるタバコモザイクウィルスの認識機構の解析
- 植物の生長に関わる情報伝達系の研究 : -DNAのメチル化,サイトカイニン,そして植物の生長-
- 役割分担
- 救助信号
- 右利きのカエル
- 植物の生長に関る情報伝達系の研究
- (357) N因子の下流で制御される情報伝達因子の解析(平成18年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- "獲得形質の遺伝"が植物ではおこりえる
- コムギプロテインキナーゼWPK4と相互作用する標的タンパク質のTwo-hybrid screeningによる同定およびその解析
- タバコDNAメチルトランスフェラーゼ遺伝子の単離とアンチセンス組換え体の解析
- 傷害により早く一過的に誘導される転写因子の機能解析