64 シロイヌナズナのカドミウム応答遺伝子の単離と解析
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概要
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The final goal of the present study is to remediate the heavy metal polluted soil by plants. For this purpose, seedlings ofArabidopsis thaliana were treated with 500μM Cd, and transcript populations that changed their levels were screened by a fluorescent differential display method. Among 170 cDNAs initially identified, 3l were further characterized for their identity, expression profile and response to other stresses. 10, 12 and 15 genes were related to signal transduction, protein denaturing stress, and responses to active oxygen species, respectively. They were glutathione S- transferase, monooxygenase, adenylylsulfate reductase, 2 HSPs, 4 transcription factors, 3 protein kinases and a putative calmodulin. Transcripts of some signal transduction factors were found to decrease in the presence of staurosporine, indicating that protein phosphorylation is involved in Cd stress signal transduction pathways. On introduction into yeast cells, 2 genes, encoding ATMEKKI and a putative farnesylated protein that has two metal binding motifs, endowed marked toleration of Cd toxicity. These results suggest that oxidative stress and protein denaturation are important components of Cd toxicity, and that, to cope with such stresses, plants activate a set of genes involved in metal detoxification, protein refolding and wound healing. The results also suggested temporarily and spatially well regulated protein phosphorylation and activation of transcription factors, accompanied by their transcription.
- 植物化学調節学会の論文
- 2001-10-09
著者
-
鈴木 伸昭
奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター
-
佐野 浩
奈良先端大
-
小泉 望
大阪府立大学生命環境科学研究科応用生命科学専攻
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大
-
小泉 望
奈良先端大
-
小泉 望
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科
-
佐野 浩
奈良先端科学技術大学院大学
-
小泉 望
奈良先端大・植物細胞工学
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