学校と暴力 : 言説の分析から(IV-2部会 学校(3))
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概要
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近代的理性の産物である学校では、暴力は原則として排除されるべき、問題をはらんだ現象である。従って、暴力が生起したときには、解釈による処理が必要とされる。本報告では、現代日本の「学校における暴力」についての言説の分析を通じて、言説の前提となっている認識の構造と機能に光をあてることを試みる。ここでとりあげるのは、生徒が教師に対して振るう暴力(いわゆる校内暴力の一形態としての「対教師暴力」)と、教師が生徒に対して振るう暴力(「体罰」と「性的暴力」)である。
- 日本教育社会学会の論文
- 1994-10-08
著者
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