Cahn-Hilliard方程式の差分法による数値的解析
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概要
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A new idea of stability for the finite difference scheme applied to the Cahn-Hilliard equation which describes a phase separation problem is proposed and its validity is verified through numerical experiments. We define the growth rate of the solution of the equation in terms of local Fourier resolution. Then, we introduce a stability based on the localized Fourier resolution for the finite difference scheme by embedding the range of the growth rate of the solution obtained by the scheme into that of the solution of the original equation. Under this stability condition we obtained a stable and reasonable numerical solution of the Cahn-Hilliard equation.
- 日本応用数理学会の論文
- 1993-09-15
著者
-
恩田 智彦
東京大学工学部物理工学科:(現)花王株式会社 文理科学研究所
-
恩田 智彦
東京大学工学部
-
森 正武
東京電機大学理工学部
-
森 正武
東京大学工学部
-
降旗 大介
東京大学工学部物理工学科
-
降旗 大介
大阪大学
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- D. Kahaner, C. Moler and S. Nash, Numerical Methods and Software, Prentice-Hall, 1989, xii+495pp., ディスケット付き(5.25インチ, MS-DOS両面360KBフォーマット)