植物形の静力学モデルーパイプ・モデル理論のひとつの展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
OOHATA Sei-ichi (Kyoto Univ. For. Agr., Kyoto Univ., Kyoto) & SHINOZAKI Kichiro (Sci. Educ. Inst. Sakai City, Sakai). 1979. A statical model of plant form-Further analysis of the Pipe Model Theory. Jap. J. Ecol., 29 : 323-335. In the present study, the structure of stems in plant communities was analyzed as an extension of the Pipe Model Theory proposed by SHINOZAKI et al. (1964). A close correlation was found between the amount of non-photosynthetic tissue [C (z)] at the stratum z and the cumulative amount of plant weight [T (z)] from the top to that stratum. The relation between T (z) and C (z) is always linear, at least in the leafless range (trunk) in plant communities. A characteristic constant of this linear relation is herein referred to as the Specific Stress Length (SSL). This linear relation implies that the amount of nonphotosynthetic tissue increases exponentially downward. This trunk form may be physically interpreted in terms of a compressive stress distribution that is constant regardless of elevation. Statically, this form may be ideally suited for the purpose of supporting the plant body. Among the plant communities investigated, the values of SSL were always proportional to the community height. This statical model of woody tissue may be construed as a consequence of the pattern of accumulation of disused pipes that was proposed by SHINOZAKI et al. (1964).
- 日本生態学会の論文
- 1979-12-30
著者
関連論文
- 竹稈形の研究(I) : マダケについて
- 密度効果則で束縛された植物個体群内の個体成長 : 植物群落における個体の重さ, 直径, 高さの頻度分布.VI
- 自然間引の3/2乗則で束縛された林木個体重の分布関数 : 植物群落における個体の重さ・直径・高さの頻度分布.III
- マツ属の耐凍性と分布 : I.耐凍性の季節変化
- マツ属の球果の発達
- 林分状態をなす樹木個体重の頻度分布の解析-1-分布密度凾数を求める新しい一つの方法ならびに巾乗型分布〔英文〕
- 両種とも死滅に至るそれぞれ一種からなる捕食者 : 被食者系の簡単な数学モデル
- それぞれ一種からなる生産者-消費者系の単純な数学モデル
- 経済学における制限要因の法則 - 経済学および生態学における逓減の法則III-
- 日本語における無声短母音
- 帝塚山大学構内の樹木
- マンデルブロ・セットに伴う2重数列について -大きさの順に全ての既約有理数を生成する数列-
- 植物群落における個体の重さ, 直径, 高さの頻度分布 : II.非対称I型分布の性質
- Fisher の α, index of diversity の簡易計算法(開学二十年記念特輯)
- 植物群落における個体の重さ, 直径, 高さの頻度分布 : I.差分法による新しい分布密度関係の導出
- マツ属樹脂の赤外線吸収スペクトル分析
- 道東地方の広葉樹林の種構造とその特徴-トドマツ・アカエゾマツ林の造成のために
- 森の葉の面積(シリーズ森をはかる その1)
- マツ属における適応と種分化(3)分類群の地縁的関係と生殖的隔離
- 山村地域のスズメの生息分布--美山町の事例
- マツ属における適応と種分化-1-マツ属の多様な形質と性質
- マツ属における適応と種分化-2-地理分布圏と分布の様相
- マツ科3属の地理分布構造と種の生殖的隔離
- マツ属の種間交雑からみた種の類縁関係とF1雑種の生育状況について
- 幽仙谷天然林試験地の概要と林分構造
- モミ属の地理分布に関する研究--マツ属の種分化に関連して
- 芦生演習林の変遷(資料)
- マツ属の分布と温度環境
- マツ属における種分化と地理分布の研究--亜節の位置づけ
- 芦生演習林内の急峻地帯における小流域の流出特性
- マツ属の葉の寿命
- 森林の現存量推定法の検討--伐倒によらない推定法
- 日本列島における木本植物種数分布と温度環境 : (II)生活型と種数分布
- マツ属における落葉季節と落葉型の変遷-2-多節伸長型の落葉期と落葉型
- せき悪地に造成したスギ林の施肥効果-2-施肥後の成長促進過程
- 日本列島における木本植物種数分布と温度環境
- マツ属における落葉季節と落葉型の変遷-1-年1回伸長型のマツ類における季節的落葉型式とそれらの獲得
- マツ枯れ激害地--白浜試験地における天然生アカマツ,クロマツの枯損と生存木について
- 閉鎖したスギ林における施肥効果--個体の大きさと幹の生長経過
- 針葉樹の冬芽の形態と伸長様式--マツ属の新条形成をめぐって
- せき悪地に造成したスギ林の生産力と施肥効果解析の一例
- マツ属における伸長型と主軸伸長,針葉伸長,肥大生長の季節変化〔英文〕
- ヒノキ林の物質生産と同化部分への生産物配分
- 森林の純生産量と同化部分への生産物配分
- 天然林の純生長量の推定と問題点
- 標茶区に造成された人工林の諸問題
- 白糠区天然林の林分構造とその取扱いについて-2-伐採4,5年後の動態
- 白糠区天然林の成層構造と年令構造
- 標茶区の天然林とその年令構造
- 植物形のパイプ・モデル理論とその展開(基研短期研究計画「形の物理学」,研究会報告)
- 植物形の静力学モデルーパイプ・モデル理論のひとつの展開
- マツ属の肥大生長の季節変化
- SS-6 植物群落における葉層
- SS-1 生命現象におけるレベル
- 森林土壌における有機炭素の動態と垂直分布に関する数学的モデル
- 大学演習林の森林教育活動 : 公開講座参加者アンケート調査結果