脳卒中患者の発症直後の再発・進行の研究 : (第2報)病型・病巣部位別などによる検討
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概要
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脳卒中の発症直後の再発・進行頻度を病型・病巣部位別などで検討した.対象は発症後第7病日以内入院の全脳卒中患者384人.再発・進行群は入院第14日以内に意識レベル,片麻癖などが悪化した者とし,死亡例を含めた,その結果,再発・進行は97人(25.3%)であり,(1)病型別では脳出血で32/84人(38.1%)と脳梗塞の59/294人(20.1%)より多く,梗塞の内では脳塞栓症で9/13人(69,2%)と多くみられた.(2)病巣部位別では皮質・皮質下病変で28/79人(35.4%)と多くみられた.(3)失語や左半側無視のある患者やCTで脳室穿破,mass effectがあるものにより多くみられた.しかし,「入院時重症度」で層別化すると,これらの差はほとんど消失し,重症度の影響が大きいと考えられた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1993-10-18
著者
-
近藤 克則
日本福祉大学大学院 地域ケア研究推進センター
-
二木 立
日本福祉大学
-
戸倉 直実
代々木病院
-
近藤 克則
船橋二和病院内科
-
戸倉 直実
代々木病院リハビリテーション科
-
二木 立
日本福祉大学社会福祉学部
-
近藤 克則
船橋二和病院・リハビリテーション科
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