手・発声同時動作処理に関する左右半球機能分化
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概要
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上肢による課題遂行の効率は同時発語によりとくに右上肢で低下する.この同時動作の際の効率低下の左右差が同時動作処理に関する左右半球機能分化によって起こる可能性を考え, 手・発声同時動作の反応時間を正常者群, 左右半球損傷症例群(LHL群, RHL群)で検討した.手・発声同時動作の効率低下は正常者群, LHL群では右手動作の方が左手動作より, 左右手動作の方が発声動作よりも大きくなった.これに対してRHL群では左右手動作の効率低下の左右差は消失した.発声課題が両半球で処理されるものとすると, これらの結果から右半球は同時動作処理能力が大きく左半球は小さいと仮定することが可能である.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1982-01-18
著者
-
千田 富義
秋田県立リハビリテーション・精神医療センターリハビリテーション科
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千田 富義
東北大学医学部附属リハビリテーション医学研究施設
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千田 富義
東北大学医学部付属リハビリテーション医学研究施設
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