ラット長腓骨筋の電気刺激に関する生理・組織化学的研究
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概要
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健常ラットの長腓骨筋を低頻度の刺激パターンで持続的に1週間にわたり電気刺激し,筋の収縮特性と組織化学的所見をそれぞれ検討した.刺激パターンは,平均刺激周波数が10 Hzとなるように10 Hzと20 Hzとを組み合わせて,計4種類作成した.その結果,1週間の低頻度電気刺激により疲労抵抗性は電気刺激により有意に増加した.しかし明らかな筋線維タイプ変換は認めなかった.疲労抵抗性増加の程度は刺激パターンで異なり,20 Hzのみからなる刺激パターンで電気刺激した群で最も増加した.本研究により,健常ラットの長腓骨筋に対する20 Hz以下の低頻度持続的電気刺激では,20 Hzのみからなる刺激パターンが疲労抵抗性を最も増大させることが示された.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2000-07-18
著者
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