左利き者の両手動作における感覚運動野と補足運動野の活性化 : 機能的MRIによる分析
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概要
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既報の右利き者での研究に引き続き,今回左利き者9名の両手動作時における運動中枢の賦活状況を機能的MRI(fMRI)にて解析した.運動課題は片手(右手)動作,両手の非拮抗的な動作(左右同時に手指の握り・開き動作を行う)(同時動作),両手の拮抗的な動作(左右手指の握り・開き動作を交互に行う)(交互動作)の3種類である.両手動作では,ともに感覚運動野(SMC)の活性化に左右差を認めなかった.しかし,補足運動野(SMA),SMCともに同じ両手の動作でありながら,交互動作の方が同時動作より顕著な活性化を呈していた.SMAの賦活は,片手動作・同時動作間で有意差を認めず,以上は右利き者の結果と一致するものであった.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1999-02-18
著者
-
古宮 泰三
東海大学医学部放射線科
-
小原 真
(株) Philips Medical Systems
-
豊倉 穣
東海大学大磯病院リハビリテーション科
-
豊倉 穣
東海大学医学部附属大磯病院 リハビリテーション室
-
豊倉 穣
東海大学医学部附属大磯病院 リハ
-
古宮 泰三
東海大学医学部附属病院放射線診療センター
-
室 伊佐男
東海大学医学部附属病院放射線診療センター
-
小原 真
(株)Philips Medical Systems
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