家族が家庭で行った注意障害の行動観察評価 : —BAAD(Behavioral Assessment of Attentioal Disturbance)の有用性に関する検討—
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概要
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近年考案された注意障害の行動評価尺度 (BAAD,Behavioral Assessment of Attentional Disturbance) は,原則的に作業療法施行中の場面を作業療法士 (OT) が観察してスコア化する.今回,家庭での家族による評価を実施し,注意障害の評価に有用か検討した.脳障害者 (脳卒中,脳外傷など) 53 名を対象とした.OT,家族による評価合計点 (最高18 点) はほぼ一致し,級内相関係数も0.89と高値を示した.項目別に検討すると,6 個中5 項目では64 %以上で両検者のスコアが完全に一致したが,1 項目のみ43 %に留まった.以上より家庭での評価も「注意」障害の検出に有用と考えられた.
著者
-
豊倉 穣
東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション科
-
豊倉 穣
東海大学医学部附属大磯病院 リハビリテーション室
-
豊倉 穣
東海大学医学部リハビリテーション学教室
-
菅原 敬
東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
-
林 智美
東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
-
西村 葉子
東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
-
村山 理恵
東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
-
豊倉 穣
東海大学医学部附属大磯病院 リハ
-
西村 葉子
東海大学医学部附属大磯病院 リハビリテーション科
-
豊倉 譲
東海大学大磯病院リハビリテーション科
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