高齢者生活介護支援システムの実験評価と関連組織間の情報連携の分散協調方式について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高齢者の在宅生活介護の重要性が認識され各種の支援活動が行われている。高齢者の生活介護支援の内容は広範にわたり、地域介護センタ、訪問看護センタ、医師・病院、自治体によるヘルパ・ボランティア、民間施設などがそれぞれ異なった制度や組織のもとで運用されている。高齢者の要請に応えその生活に沿った支援を行うためには、これらの諸機能を互いに連携して活動を行えるような社会システムの創成が必要である。今回は、まず、提案開発された高齢者介護支援システムの実験が介護の現場で行われたので、その結果を評価し問題点の改良を行った結果を報告する。次に、これらのシステムを社会システムとして定着させていくためには、それぞれの組織が連携し協調して活動を行うための支援機能が必要であることを述べる。情報通信の個々の技術の進展は急であるが、これを高齢者生活介護という軸に沿って技術的にギャップのないシステムとして構成していくためには、関連組織間にわたる分散協調システムとして捉え、ハードソフトにわたる適用技術の成熟化を図り、既存資源を最大限に活用したシステム開発を進める必要があることを論ずるものである。
- 日本社会情報学会の論文
- 1996-09-15
著者
関連論文
- ネット戦争(サイバー空間の国際秩序), 原田泉・山内康英編著, NTT出版, 2007年12月
- LRTシステム評価シミュレータの開発
- 高齢者生活介護支援のための遠隔健康管理システム
- 高齢者生活介護支援システムの実験評価と関連組織間の情報連携の分散協調方式について
- 高齢者在宅生活介護支援システムにおける情報通信機能の活用方策について
- 曲面間相貫線計算のための接触点計算誤差見積り方式
- 輸送ネットワークの1部が不通となった場合の輸送能力シミュレーションモデルの開発
- 在宅健康管理システム
- 緊急対応システム(事例研究)
- 国連WSIS2005 in Tunis (World Summit on the Information Society)について
- 組合せ最適解探索の集中化度合いの多階層化
- 図形処理端末のための分散処理方式の開発とその評価
- 液体パイプ容量感知装置による生体動作分析
- 組み立て・建設作業におけるreal time作業管理の構想(生産計画)