高齢者在宅生活介護支援システムにおける情報通信機能の活用方策について
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概要
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高齢者社会の急速な進展に備えて、その対策を委ねられた地域社会は対応を急がれている。高齢者世帯が急増する中、高齢者在宅介護の実現には生活全般に対する幅広い支援方策を必要とする。増大する高齢者に対応し、地域密着の在宅介護支援センタや訪問看護など対応拠点の活動を維持するには、情報通信機能を整備した中央センタの支援機能が必須となる。我々は類似機能を有する緊急対応システムの運用経験に基づき、その具備すべき機能を提案し、将来の技術的発展を見据えたシステムの在り方を論ずるものである。要介護者やその介護者への生活支援対策はもとよりであるが、更に健常高齢者の生活活性化もまた高齢化社会に課せられた重要な課題である。高齢者の基本的要求を踏まえ、様々なサービス内容を検討するとき、就労支援における在宅在地勤務のためのサテライトオフィスの利用可能性や生涯学習におけるテレビ会議システムやマルチメディア機器の活用など、情報通信技術の果たし得る可能性は増大している。地域情報化の推進が叫ばれる中、高齢者生活介護支援においても、情報通信技術の積極的活用が図られるべきものであり、類似システムの運用経験に基づき、そのシステム形態につき論ずるものである。
- 日本社会情報学会の論文
- 1995-02-20
著者
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