中小企業を対象としたエネルギー・環境問題に関するWeb Siteの評価とその改良

概要

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筆者らは、1997年12月に開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)にあわせて、エネルギー・環境問題に関する啓蒙・教育や情報提供を行うWeb Siteを構築した。本研究では、Webページ作成ガイドラインに従って作成された、そのWeb Siteのさらなる改善手法として、(1)対象者のアクセス状況を調査する目的でインターネットとは別チャネルでアンケート調査する、および、(2)Webデザインやユーザビリティの専門的知識を持つ者を対象として、ヒューリスティック法をアンケート調査により実施する手法を提案した。具体的には、中小企業を対象としたエネルギー・環境問題の啓蒙と情報提供を目的としたWeb Siteを構築し、中小企業経営者や大学生を対象としてアンケート調査を行い、問題点や改善提案を抽出したうえで、Web Siteを再設計し構築し直した。さらに、これらの調査で得られた知識や情報を考察し、種々の方法と手段を通じて環境問題とその解決に関して、より多くの人々により効果的に理解を求める必要性を明らかにした。
日本社会情報学会の論文
2000-09-30