2.骨軟部腫瘍手術の生体補填材料採取後の関節機能とリハビリテーション(第12回日本リハビリテーション医学会中部・東海地方会)
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概要
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軟骨部腫瘍の広範切除後の再建には,腓腹筋弁や,広背筋皮弁など生体の補填材料がしばしば用いられる.骨軟部腫瘍手術に併用された,腓腹筋弁8例の足関節筋力,広背筋皮弁症例7例の肩関節筋力について検討した.広範切除手術に伴う広背筋皮弁併用手術では,広背筋の主たる作用である伸展力を含め,各動作で50%以上の筋力が保持されており,動作に与える影響は少ない印象を受けた.一方,腓腹筋弁併用手術では,底屈力のみでなく背屈力も50%以上の筋力低下を生じる症例があり,なかでも両側頭への手術侵襲のある症例ではその傾向が顕著で,ADLへの影響が懸念された.このため,下肢の骨軟部腫瘍に対し,広範切除が必要な症例で両側頭への手術侵襲が予測される場合には,血管柄付遊離広背筋皮弁などの再建法が有用であると考えた.また,いずれの筋弁,筋皮弁手術においても,拮抗筋力へのリハビリテーションの強化が必要であると思われた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2003-03-18
著者
-
中西 啓介
作手村国民健康保険診療所
-
中西 啓介
県立愛知病院
-
中西 啓介
県立愛知病院整形外科
-
中西 啓介
岡崎市立岡崎市民病院 整形外科
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中西 啓介
愛知県立愛知病院 整形外科
-
内堀 充敏
県立愛知病院整形外科
-
米川 正洋
県立愛知病院整形外科
-
内堀 充敏
額田町北部診療所
-
竹内 知陽
県立愛知病院リハ科
-
内堀 充敏
作手村国民健康保険診療所
-
米川 正洋
愛知県がんセンター愛知病院整形外科
-
竹内 知陽
あいち小児保健医療総合センター
-
米川 正洋
愛知県がんセンター愛知病院 整形外科
-
中西 啓介
愛知県立愛知病院整形外科
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