在来コムギ品種における未熟胚からの植物体再分化能の品種間変異
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概要
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コムギ未熟胚の培養による植物体の再分化効率は,核内及び細胞質内の遺伝因子により支配されており,大きな品種間差異を示すことが知られている.このことは,培養効卒の遺伝的改良の可能性を示しており,そのためには培養に適した遺伝資源を探索する必要がある.そこで本研究では,多様な遺伝的変異を有すると考えられる在来品種の未熟胚を培養し、培養反応の品種間変異及び栽培地域との関係を検討した.世界の各地域から集められた在来コムギ102品種を圃場にて栽培し,開花後14日目の未熟胚を培養に供試した.未熟胚を滅菌した後,2,4-Dを0.22mg/l添加したMS培地(ショ糖3%,寒天1%)に置床し,26℃・24時間照明(1500-2000lux)条件の培養器内で培養した.1ヶ月後に,誘導されたカルス数及びグリーンスポットを形成したカルス数を調べ,後者のカルスをホルモンフリーのMS寒天培地に移植した.なお,置床胚数は各品種20である.
- 日本育種学会の論文
- 1991-09-01
著者
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林 喜三郎
高知大学農学部
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林 喜三郎
愛媛大学大学院(高知大学農学部)
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加藤 鎌司
愛媛大学大学院(高知大学農学部)
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山本 由徳
愛媛大学大学院(高知大学農学部)
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CHOWDHURY Salem
愛媛大学大学院(高知大学農学部)
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