自家受粉'甲州'実生株の RAPD について
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概要
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日本の伝統的ブドウ品種'甲州'を用いて, 親株と選抜した自家受粉実生株9株のRAPD解析を行った.18種のプライマーを用いてRAPDを行ったところ, 一つのプライマーでは同じバンドパターンを示したが, 残りのプライマーではそれぞれ違ったバンドパターンを示し, 親のパターンにない3本の新規バンドを含めて, 総数108種類のバンドが得られた.パーセント相同性は, それぞれの株同士68.4%から90.8%に分布していた.子株間の相同性は比較的低く, 親株と子株間は比較的高かった.自家受粉実生株9株の間では, 既存の栽培品種間と同じ程度の相同性を示す株もあった.
- 2002-09-15