ニホンナシ'豊水'のみつ症発生に及ぼす果実への袋掛けと蒸散抑制剤処理による高温と蒸散抑制の影響
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概要
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果実へのビニル袋被覆処理とワックスおよびアブシジン酸(ABA)散布処理によって, ニホンナシ'豊水'のみつ症発生に及ぼす蒸散抑制の影響を検討した.ビニル袋のみで果実を被覆した結果, 満開後90日から収穫期までの果実生育後期処理でみつ症が著しく発生した.また, 水を入れたビニル袋で果実を被覆した結果, みつ症が多発した.特に, 満開後30日以降果実生育の早い時期から収穫期まで被覆した場合, 最も多く発生した.また, ワックス散布処理によって, 果実比重が低下して, みつ症の発生が助長された.す入り症状の発生も併せてみられた.アブシジン酸の散布処理でもみつ症の発生が増加する傾向がみられたが, 大きな差ではなかった.以上の結果, 果実のビニル袋被覆またはワックス散布処理によってみつ症発生が助長され, みつ症発生と高温および蒸散抑制の関係が示唆された.
- 2000-05-15
著者
-
多比良 和生
茨城県農業総合センター園芸研究所
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佐久間 文雄
茨城生工研
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佐久間 文雄
茨城県農業総合センター園芸研究所
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佐久間 文雄
茨城農総セ園研
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片桐 澄雄
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
梅谷 隆
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
桧山 博也
茨城県農業総合センター園芸研究所
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檜山 博也
茨城県農業総合センター園芸研究所
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梅谷 隆
茨城県農総セ 園芸研
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