ニホンナシ'豊水'のみつ症発生に及ぼす摘葉・摘果強度の影響
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概要
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ニホンナシ'豊水'のみつ症発生に及ぼす摘葉・摘果強度の影響を検討し, 以下の結果を得た.1. 摘葉処理によって, みつ症発生は抑制された.摘葉は果実肥大, 着色および成熟を抑制した.この果実は果肉比重・硬度がやや高く, 糖度が若干低下した.2. 樹冠面積1 m^2当たり12果の標準着果に対し, 2果, 4果または8果と強度な摘果を行った過少着果区'豊水'では, みつ症が多発した.これらの果実は大きく, 果肉比重が低下し, 果色は緑色のままであった.みつ症は梗あ部周辺に多く発生し, 果皮直下から全面に広がっていた.これらの症状は, 地色値が小さく着色が進まないまま果肉先熟となる, 冷夏年のみつ症発生の様相に似ていた.以上のことから, ニホンナシ'豊水'のみつ症は, Sourceに対してSinkが小さすぎる場合に生じる生理障害であると考えられた.
- 園芸学会の論文
- 1998-05-15
著者
-
多比良 和生
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
佐久間 文雄
茨城生工研
-
佐久間 文雄
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
佐久間 文雄
茨城農総セ園研
-
片桐 澄雄
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
梅谷 隆
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
檜山 博也
茨城県農業総合センター園芸研究所
-
梅谷 隆
茨城県農総セ 園芸研
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