穂木の低温貯蔵, 穂木径, 培養液濃度が養液栽培におけるイチジク挿し木苗の生長と着果に及ぼす影響
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概要
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1. 非循環閉鎖型養液栽培システムにおける1株当たりの吸液量は, 培養液の濃度がEC 1.2 dS/mの区で5月中旬からEC 1.8 dS/mの区よりも多くなり, 7月下旬には約1.8 liter/株/日に達した.2. 穂木の低温貯蔵の有無および貯蔵日数は挿し木苗の成苗率には影響を及ぼしたが, 定植後の新梢伸長および最下段着果節には影響を及ぼさなかった.3. 挿し木に用いる穂木径が太い方が下位節からの着果が認められた.4. EC 2.4 dS/mとして育苗し, 栽培中のECも2.4 dS/mとした区では約2節目から着果した.5. ファイトトロン内の明期を10時間または14時間として育苗し, 最下段着果節を比較しても差はなかった.
- 園芸学会の論文
- 1998-05-15
著者
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小野 浩
京都府農業総合研究所
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寺岸 明彦
京都府山城園芸研究所
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神原 嘉男
京都府山城園芸研究所
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小野 浩
京都府山城園芸研究所
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寺岸 明彦
京都府農産流通課
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神原 嘉男
京都府京都乙訓農業改良普及センター
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