高知市の夜間の気温分布と地形的要因の影響
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概要
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複雑な地形の場所に立地する都市の気温分布に及ほす地形的要因の影響の割合を調べるため,高知市において,都市気温分布の観測と,人為的・地形的要因を用いた重回帰分析を行った.その結果,人為的要因(地上被覆形態や人囗密度・世帯密度)のみを独立変数とした重回帰分析では,決定係数(寄与率)は夜半・早朝とも25%前後であったが,地形的要因(海からの距離や山からの距離)も考慮した重回帰分析では,決定係数は70%前後まで増加し,気温分布に地形的要因が大きなウェイトを占めていることが明らかとなった.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1994-05-31
著者
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