胚培養による菜類の3倍体雑種の育成
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概要
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二貫〆体菜(2倍体)とチーフ白菜(同質4倍体)の間の交雑は不和合性が高い(西山・猪俣、1966)。これを克服するため、ルピナスの若い種子から抽出した生長促進物質(embryo factor)を含む培地を用いて雑種胚の人工培養を行なった。その結果、正逆交雑とも3倍体の雑種を得た。これらは互いに形態的に類似しており、概して両親の中間形質を示した。ルピナスのembryo factorは菜類の胚の生長にも効果をもつと考えられる。
- 日本育種学会の論文
- 1967-12-25
著者
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