水稲におけるモチ・ウルチの「区分キメラ米」の出現とその成因の仮説について(2)
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概要
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1.「区分キメラ米」を発芽・培養した結果「双胚米」でもあることが確認された。3.「区分キメラ米」植物体の伸長は,正常なモチ植物体に比べて地上部・地下部とも著しく劣った。播種後23日目および30日目に両芽とも枯死したが,これは地上部の伸長と根の吸水の不均衡による萎凋に主因を求めうるのではないかと考えられた。3.以上のことから,「区分キメラ米」の成因については前報における第2の仮説一遺伝因子の一定の組合せを前提とした,2本の花粉管進入に基づく重複受精の異常が有力視されるに至った。
- 日本育種学会の論文
- 1965-12-25
著者
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