看護職者の患者教育実施目的の捉え方と価値づけ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】看護職者の患者教育への認識に焦点を当て, 患者教育の目的の捉え方と価値づけの実態を明らかにする.【方法】4県の医療施設に勤務する看護職者2,049名を対象とし, 自作の質問紙(Cronbachの内的整合性: α係数0.90)を用いた自己記入式の配票留置調査を行った.【結果】有効回答者数は1,240名(有効回答率60.4%)であり, 患者教育の目的は, 因子分析によって4因子抽出された.目的の認識タイプは4因子の割合によって, 「自己客観視型」59.0%, 「QOL向上型」16.1%, 「知識行動修正型」6.1%, 「主体的変容型」6.0%の4つに分類された.これらの認識タイプには, 年齢・経験年数・職種・職位などの属性による有意差はなかった.【結語】看護職者の認識する患者教育の目的には4タイプあり, 看護基礎教育においても状況に応じた目的の多様性を教育していく必要性が示唆された.
- 北関東医学会の論文
- 2005-08-01
著者
-
齋藤 やよい
群馬大学医学部保健学科
-
峯 馨
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻
-
井上 映子
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻
-
井上 映子
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻:千葉県立衛生短期大学看護学科
-
峯 馨
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻:千葉県立衛生短期大学看護学科
関連論文
- 千葉県立衛生短期大学第二看護学科の今後担うべき役割(人間科学編)
- 看護系短期大学における学習支援プログラムの開発
- 群馬県における専門看護師教育ニーズに関する調査
- 看護職者の患者教育実施目的の捉え方と価値づけ
- リハビリテーション看護実習における学生の意味化した経験の構造
- 異常を察知した看護師の臨床判断の分析
- 電子カルテ導入前後における看護情報の評価
- 異常を判断したICU看護師の思考パターンの分析
- 色彩学的にみた看護職者の色表現方法の実態
- 看護系社会人大学院生の学習上の克服課題と学習継続の条件
- 看護管理者が認識するエキスパートナースのイメージに関する研究
- 食べ方の個性と食環境 (特集 健康づくりへの取り組み)
- 看護職者による触覚情報の情報化に伴う思考過程の分析
- 介護老人保健施設入居者に対する嚥下機能の簡易測定方法の検討