リハビリテーション看護実習における学生の意味化した経験の構造
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概要
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【目的】臨地実習による学習活動の効果を評価するために, 学生が意味化した実習経験の特徴を明らかにする.【方法】看護系短期大学3年次に在学する学生5名が記録した, リハビリテーション看護実習課題レポートを分析対象とし, 質的帰納的研究技法によって抽出した390の経験を内容分析した.【結果】学生が意味化した実習経験は44のサブカテゴリに分類され, 意味内容の類似性によって, [患者に対する生活者としての好奇心][患者理解への志向とその混乱][混乱の沈静化とひらめき援助][未熟な分析的思考によるお試し援助と意味の模索][分析的思考による援助と自己の振り返り]の5つのコアカテゴリに統合された.【結語】意味化した経験は, 学習活動への意識を軸とした, 生活者から学習者, さらに援助者への自己意識の発展を示すものであった.
- 北関東医学会の論文
- 2005-08-01
著者
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齋藤 やよい
群馬大学医学部保健学科
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峯 馨
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻
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井上 映子
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻
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井上 映子
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻:千葉県立衛生短期大学看護学科
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峯 馨
群馬大学大学院医学系研究科保健学専攻:千葉県立衛生短期大学看護学科
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