上肢の反射抑制肢位が上肢の筋緊張および下肢の痙性に与える影響の定量化 : 脳卒中片麻痺患者を対象として(<特集>二足歩行と大腰筋)
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概要
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中枢神経系の損傷に伴う運動機能障害を持つ患者にとって,痙性のコントロールは臨床的にもADLの上でも重要な意味を持つ.本研究の目的は,脳卒中片麻揮患者を対象とし,上肢の反射抑制肢位が上肢の筋緊張および下肢の痙性にどのような影響を与えるかを,定量的に捕らえることにある.具体的には,16名の患者を対象とし,手指関節および肘関節を徒手で他動的に伸展する際に加わる力と手指の開閉度および肘関節の関節角度を自作のトランスデュサーで計測し,自然肢位と反射抑制肢位で上記2関節のステイフネスを計算した.同時に,下腿のpendulum testを2つの肢位で行った.その結果,45名で反射抑制肢位において上肢の筋緊張・下肢の痙性が低下するということが明らかになった.
- バイオメカニズム学会の論文
- 2000-08-01
著者
-
窪田 俊夫
中伊豆リハセンター
-
窪田 俊夫
中伊豆リハビリテーションセンター
-
窪田 俊夫
群馬大学 医技短大
-
宮崎 信次
東京医科歯科大
-
宮崎 信次
東京医科歯科大学・生体材料工学研究所
-
窪田 俊夫
農協共済 中伊豆リハビリセ
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