バレイショの二期作栽培における生育経過の品種間差異
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概要
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バレイショの春・秋二期作栽培における生育経過について検討した。その結果,品種によって温度や日長に対する感応性に差があり,ムサマルやデジマは長日,高温に敏感で,西海26号やニシュタカは鈍い品種と考えられた。また,デジマは地上部だけでなく,地下部でも高温の影響と思われる塊茎の二次生長が多発したり,休眠明けが異常に早まり,かつ,不斉一になる場合が見られた。このことから,暖地二期作向け品種としては,日長や温度に対する反応が鈍いニシユタカや西海26号のようなものが適すると思われる。
- 日本作物学会の論文
- 1997-05-15
著者
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