暖地馬鈴しよ品種の春作における萌芽促進と生育収量
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概要
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ウンゼン,タチバナ,シマバラ,西海11号の4品種系統を用い,春作に於て種いもを温蔵処理し萌芽を促進した場合の生育収量を調査した。その結果,シマバラのように萌芽が早く地上部の枯上りの早い品種では処理区の方が収量が低く,中生種のウンゼンではその効果が比較的少なく,晩生種のタチバナ,西海11号では効果が顕著であることが分った。一方このことは,秋作多収であるタチバナ,西海11骨のような晩生種に於ても,春作に於て萌芽の早い形質を附与することが出来れば春秋両作多収型品種の育成も可能であることを示唆するものと考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1969-07-30
著者
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