水稲の直播栽培における出芽障害について
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概要
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1.出芽障害は播種直後に湛水した場合が最も大きく,播種してから4〜6日経って或程度土中発芽している時期に3日程度湛水しても出芽障害は比較的軽微であった。2.土性との関係は,供試した土壌の範囲では埴土が出芽障害は少なく,砂土が最も悪い結果を示した。3.播種直後に3日程度湛水状態になると覆土が2cmでも出芽,苗立が悪くなり,3〜4cmになると出芽障害が著しい。特に高温時には障害が助長される。4.湿害による出芽障害の原因は酸素不足が最も大きいが,表土の物理性も大きな要因をなすようである。
- 日本作物学会の論文
- 1964-01-20
著者
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