大豆立毛間麦播種による1年2作体系について
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概要
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本研究は大豆立毛間に大麦を散播することにより, 大豆収穫・大麦播種の作期競合を回避し, 大豆-大麦の1年2作体系を安定化する目的で行なった。その結果今迄大豆-大麦の1年2作体系が困難と考えられていた地域での安定的な1年2作体系の可能性が見い出された。この場合大豆の栽植様式は大豆刈取り時の大麦の損傷及び消雪時の滞水による湿害の軽減等から考え, 晩播密植無培土栽培が有利と思われるが, 密植・無培土栽培は倒伏の危険が大きいので今後更に適品種・適播種期及び適栽植密度の検討が必要と思われた。
- 日本作物学会の論文
- 1987-03-31
著者
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