栽培稲における低温発芽性の品種変異
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概要
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低温条件下での発芽の遅速は作物にとって重要な遺伝的特性である。最近, 超多収稲品種の育成などを契機として, 外国由来の品種が育種素材として注目され多数の品種が使われるようになった。また, 土中直播など新たな栽培技術が導入される気運もある。その際には低温環境下での発芽生理特性は品種育成の過程において選抜の対象となる主要な遺伝的形質である。そこで, ここでは外国稲を中心にして, 低温条件における発芽性の品種間変異を, とくに発芽速度から検討した。発芽性の品種間変異は永松(1943)をはじめとして古くから研究対象となっているが, ここではこれまで供試されることの少なかった東南アジアあるいは熱帯山地の品種に焦点をあてて最近の導入品種を中心に調べた。
- 日本作物学会の論文
- 1984-03-31
著者
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