フェーンによる白穂発生直後における刈取り処理が再生稲の収量と米質に及ぼす影響
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概要
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1982年台風10号は, 8月1日夕刻から2日昼近くにかけて, 熱乾風が吹き荒れた。これによって出穂期から出穂後数日経過した早生種に多くの白穂が発生した。対策指導にあたっていた筆者は, 被災農家から「白穂率の高い水田では, そのまま放置しておくよりは, 刈取って再生稲からの生産に期待した方が有利ではないか」という質問や相談を数多く受けた。過去においてこの種の対応策については明らかでなかったので, 答えようもなかった。そこで, 刈取り処理の高さや収穫時期を変えて, 収量と米質に及ぽす影響を調査し, 白穂被害発生時の対策の手段として検討したので報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1984-03-31
著者
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