1982 年新潟県に襲来した台風 10 号による水稲の被害様相について
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概要
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出穂前後の早生種に白穂, 変色穂が発生し, 中生は葉の裂損が発生した。土壌的には地力の富む地域で被害が軽く, 水管理は台風時湛水し, その後もきめこまかな管理を行なった圃場が, 収量, 品質ともに被害をいくらかでも軽減出来たようである。台風被害は水とのかかわりが強く風の進路を把握するとともに対策面では広域的水利体制の整備をはかり緊急潅水が出来るようにして被害を軽減してゆくことが重要である。
- 日本作物学会の論文
- 1984-03-31
著者
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