1982 年 8 月 1 日のフェーンによる白穂発生程度が収量と米質に及ぼした影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1982年8月2日未明から早朝にかけて富山湾から能登半島を通過した台風10号は, 新潟県北蒲原郡の南西部に大きな被害をもたらした。最寄りの水原消防署等の観測によれば, 8月1日17時〜8月2日11時の平均風速は7.26m, 最大瞬間風速34m, 夜間気温29℃, 同湿度40%, 降水量1mmで, 長時間吹き荒れた熱乾風によって, 出穂期前後の早生種を中心に多くの白穂が発生した。その被害は古老も体験がないほどであったので, 白穂の程度が収量と米質に及ぼす影響を調査した。また現在被害推定のめやすとして用いられている「夏作減収推定尺度」が作成された時点と現今では, 稲作様式や収量構成型を異にしているので, 収量面で比較検討したので報告する。
- 日本作物学会の論文
- 1984-03-31
著者
関連論文
- 新潟県北蒲原郡南部郷における胴割米の大量発生 : 第 2 報 農家アンケートを中心として
- 新潟県北蒲原郡南部郷における胴割米の大量発生 : 第 1 報 発生の特徴的事項を中心として
- フェーンによる白穂発生直後における刈取り処理が再生稲の収量と米質に及ぼす影響
- 1982 年 8 月 1 日のフェーンによる白穂発生程度が収量と米質に及ぼした影響
- 1982 年新潟県に襲来した台風 10 号による水稲の被害様相について