イタリアンライグラス跡の水田における部分耕耘に関する試験
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概要
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1960年と'61年の両年, イタリアンライグラス跡の水田の耕耘方法として, 小型トラクタによる部分耕の効果を検討した。イタリアンライグラス跡の水田を, 小型トラクターを用いて部分耕した場合, 従来の全面耕よりも作業能率が高いばかりでなく, 稲の活着が早く, 生育初期の分けつが促進される傾向がみられた。生育後期の土壌も比較的酸化状態になっており, 根の活力も高く維持されているようにみとめられた。これらの結果から部分耕方式は全面耕よりも秋まさり型の生育を示し, 登熟がよくなるので増収が期待できるようである。
- 日本作物学会の論文
- 1965-03-15
著者
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