ヒメトビウンカ室内飼育系統におけるイミダクロプリドに対する低感受性機構
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概要
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イミダクロプリドに対し低感受性を示したヒメトビウンカ室内飼育系統における皮膚の透過性および協力効果について検討した.皮膚の透過性について, 感受性系統(S系統)とイミダクロプリドに対し低感受性を示した室内飼育系統(N系統)との間に差は認められなかった.ミクロゾーム酸化酵素阻害剤であるPBO, エステラーゼの阻害剤であるDEF, ミクロゾームの脱メチル化阻害剤であるTCBEを使用して, N系統における協力効果について検討を行なったが, 協力効果を示す協力剤は認められなかった.N系統でのイミダクロプリドに対する低感受性機構を明らかにするには, さらに詳細な生化学的, 毒物学的な研究が必要である.また, これらの研究は, イミダクロプリドの抵抗性対策を検討するうえで非常に有効であろう.
- 日本農薬学会の論文
- 1997-08-20
著者
-
正野 俊夫
Laboratory of Applied Zoology, Institute of Agriculture and Forestry, University of Tsukuba
-
大津 悠一
日本バイエルアグロケム(株)結城中央研究所
-
坪井 真一
Nihon Bayer Agrochem K.k. Yuki Research Center
-
坪井 真一
日本バイエルアグロケム株式会社結城中央研究所
-
曽根 信三郎
日本バイエルアグロケム(株)結城中央研究所
-
曽根 信三郎
Nihon Bayer Agrochem K.K., Yuki Research Center
-
大津 悠一
Nihon Bayer Agrochem K.K., Yuki Research Center
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