高速液体クロマトグラフィーによるチオファネートメチルとその分解・代謝物の残留分析法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高速液体クロマトグラフィーを用いたチオファネートメチル(TM)とその分解・代謝物(MBCおよび2種類のTMの酸素置換体)の残留分析法を報告した.試料のpHを6.5∿7.0に調節し, メタノールを用いて抽出し, 酢酸エチルへ転溶した.酢酸エチル層を濃縮し, アルミナカラムクロマトグラフィーで精製した.溶出は酢酸エチルおよびメタノール・水混液を用いて行なった.測定は化学結合型のNH_2カラムと移動相としてヘキサン/エタノール混液を用い, UVD (254nm)により行なった.検出限界は4成分ともに約5ngであった.ピーマン, トマト, イチゴおよびブドウに0.5ppmの濃度で4成分を添加して得た回収率はTM 75%, MBC 104%, OA-1 70%およびOA-2 75%であった.検出限界は試料50gを用いた場合は0.05ppmであった.
- 1990-05-20
著者
関連論文
- 高速液体クロマトグラフィーによるチオファネートメチルとその分解・代謝物の残留分析法
- 製茶過程における茶葉中のダイオキシン類の挙動
- 農薬使用のリスク評価とリスク指標開発(環境と化学物質(内分泌撹乱物質, ダイオキシン)のリスク評価とリスク削減のための手法)
- SB1 農薬使用のリスク評価とリスク削減のための指標開発
- 水稲栽培における農薬の環境負荷量推定と生態影響評価-異なる栽培体系での比較-
- 電気化学検出器付高速液体クロマトグラフを用いたフェノール類の微量分析
- 電気化学検出器付高速液体クロマトグラフィーを用いたアニリン化合物の残留分析法
- Hall 型電気伝導度検出器(ハロゲンモード)付ガスクロマトグラフを用いた有機塩素系農薬の残留分析
- 自動ゲル浸透クロマトグラフィーを用いた農薬残留分析のための精製法
- 活性炭-フロリジルミニカラムを使用した農薬残留分析のための精製法
- 玄米中の2-メチル-4-クロロフェノキシ酢酸除草剤の残留分析法におけるゲル浸透クロマトグラフィ-及びフロリジルカラムクロマトグラフィ-による精製法
- 農薬水田圃場モデル(PADDY)による水田から流出した農薬の河川流域における挙動予測