ツマグロヨコバイに対する 6-アルキルチオ-2-ピリジルメタンスルホナート類の殺虫活性と, それらのスルホン誘導体のアセチルコリンエステラーゼに対する阻害活性との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
6-アルキルチオ-2-ピリジルメタンスルホナート類のスルホン体15化合物を合成し, 上尾系および出水系ツマグロヨコバイのアセチルコリンエステラーゼに対する阻害活性(I_<50>)を測定した.両系統に対する6-アルキルチオ体の殺虫活性は, 相当するスルホン体のアセチルコリンエステラーゼ阻害活性と輸送に関与するであろう分子の疎水性(log k′)により良好に説明できた.さらにいずれの系統においても, この6-アルキルチオ体の殺虫活性は, 酵素阻害と輸送過程に関係する疎水性項と立体パラメーター項の組合せで表わすことができた.
- 日本農薬学会の論文
- 1990-02-20
著者
-
桝井 昭夫
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
-
石田 秀弌
Ageo Research Laboratory, Agrichemicals Division, Nippon Kayaku Co., Ltd.
-
加藤 彰一
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
-
小林 益子
日本化薬上尾研究所・農薬バイテク組合
-
小林 益子
Ageo Research Laboratory, Agrochemicals Division, Fine Chemicals Group, Nippon Kayaku Co., Ltd.
-
石田 秀弌
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
関連論文
- イソブチルチオアリール メタンスルホナート類の殺虫活性と抗アセチルコリンエステラーゼ活性
- 3, 3′-ジメチル-4-メトキシベンゾフェノン (NK-049) のラットにおける代謝
- E218 大量増殖したAmblyseius cucumerisの移動性と温度の関係について(殺虫剤作用機構・寄生・捕食関係・生物的防除)
- C316 大量増殖した導入天敵Amblyseius cucumerisの捕食活性および放飼効果(天敵・生物的防除・薬理学)
- C322 スリップス類の導入天敵Amblyseius cucumerisの捕食活性及び増殖条件(抵抗性・生物的防除・天敵)
- ツマグロヨコバイに対する 6-アルキルチオ-2-ピリジルメタンスルホナート類の殺虫活性と, それらのスルホン誘導体のアセチルコリンエステラーゼに対する阻害活性との関係
- 2-アルキルチオ-4-チアゾリル メタンスルホナート類の殺虫活性
- 6-アルキルチオ-2-ピリジル アルカンスルホナート類の化学構造と殺虫, 殺ダニ活性
- 3-アルキルチオフェニルアルカンスルホナート類の化学構造と殺虫活性