6-アルキルチオ-2-ピリジル アルカンスルホナート類の化学構造と殺虫, 殺ダニ活性
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概要
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6-アルキルチオ-2-ピリジルアルカンスルホナート, それらのスルホキシド体, そしてスルホン体を合成し, 5種類の害虫およびハダニに対する致死活性を調ぺた.1から6個の炭素原子を有する6-アルキル-チオ, -スルフィニルおよび-スルホニル基を持つメタンスルホナートはツマグロヨコバイ, トビイロウンカおよびチカイエカに対して高活性を示した.有機リン剤およびカーバメート剤に感受性および抵抗性の2系統のツマグロヨコバイに対する6-アルキルチオ-2-ピリジルメタンスルホナートの殺虫活性は分子の疎水性とパラボリックな関係にあり, いずれの系統においてもC_3ないしC_4のアルキル-チオ基が最適であった.6-イソブチルチオ-2-ピリジルアルカンスルホナート, それらのスルホキシド体およびスルホン体の中では, メタン-, エタン-およびクロロメタン-スルホナートが, より高級なアルカン-スルホナートに比べて高活性を示した.6-n-プロピルスルフィニル-, -スルホニル-, 6-イソブチル-スルフィニル-および-スルホニル-2-ピリジルメタンスルホナート, そして6-イソブチルスルホニル置換のエタンスルホナートはツマグロヨコバイの有機リン剤およびカーバメート剤に対して感受性あるいは抵抗性の二つの系統から得たアセチルコリンエステラーゼを強く阻害した.
- 日本農薬学会の論文
- 1989-02-20
著者
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桝井 昭夫
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
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石田 秀弌
Ageo Research Laboratory, Agrichemicals Division, Nippon Kayaku Co., Ltd.
-
加藤 彰一
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
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石田 秀弌
Ageo Research Laboratory Agrochemicals Division Fine Chemicals Group Nippon Kayaku Co. Ltd.
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