Binapacryl の粒度とミカンハダニに対する効果
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概要
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binapacrylの懸濁製剤化に当たり, どの程度の微粒子化が必要かを知る目的で主剤粒度とミカンハダニに対する効果を検討した.室内および温室内試験では, 微粒子ほど殺ダニ活性が高く速効性を示し, 残効性も薬剤散布後の温度が15℃の低温条件下では十分認められたが, 30∿35℃の高温条件下では微粒子ほど残効性が低下し効果が劣った.圃場試験でも同じ傾向が認められ, 春季散布では粒度の細かい製剤が高い効果であったが, 夏季散布では適度な粒度の製剤(重量平均径7.4および2.9μm)の効果が高く, 粒度が最も細かい製剤(重量平均径1.7μm)は粒度が粗い製剤(重量平均径17.7μm)と同様に効果が劣った.
- 日本農薬学会の論文
- 1981-08-20
著者
-
西田 〓
三共株式会社農業科学研究所
-
山本 慎二郎
三共株式会社農薬研究所
-
藤本 昌彦
三共株式会社
-
藤本 昌彦
三共(株)
-
中村 利家
島根大学農学部
-
西田 〓
三共(株)農薬研究所
-
山本 慎二郎
三共(株)農薬研究所
-
中村 利家
三共(株)農薬研究所
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