微粉剤の少量散布による施設園芸病害虫防除法に関する研究
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概要
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施設園芸栽培における新しい病害虫防除法として微粉剤少量散布法を種々検討した結果, つぎの成績をえた.1) 平均粒径5μ以下の微粉剤を背負型動力散粉機を用いて10a当たり500g施設外から噴口のみを施設に入れて散布することにより, 十分均一に散布することができた.10a当たりの散布時間は平均5分前後であった.2) 本散布法で散布した微粉剤粒子は粉剤粒子に比して長く空気中に浮遊し, 葉裏にも付着する.3) ハウスのビニールへの付着は, 実用的に問題とならない.4) 殺虫剤, 殺菌剤について効力試験を行なったが, 対照の水和剤と同等の効力が認められた.
- 日本農薬学会の論文
- 1976-05-20
著者
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坂本 彬
クミアイ化学工業株式会社化学研究所
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近藤 俊夫
全農農業技術センター
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上島 俊治
全農農業技術センター
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薬丸 薫
全農農業技術センター
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滝田 清
クミアイ化学工業株式会社
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滝田 清
クミアイ化学工業
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伊藤 堯
全農農業技術センター
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坂本 彬
クミアイ化学工業株式会社
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坂本 彬
クミアイ化学
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