胃癌組織におけるテロメラーゼ活性とテロメラーゼ構成要素との関連について
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概要
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胃癌組織におけるテロメラーゼ活性とhTR, hTERTおよびTRF1, TRF2の発現とそれらの関連を比較・検討した.胃癌51例で, テロメラーゼ活性はF-TRAP法にて半定量化, hTR, hTERTはrealtimePCR法にて定量化, TRF1, TRF2は免疫組織化学法にて核内陽性細胞率を算定した.癌組織でのテロメラーゼ活性陽性率および平均活性値は78.4%・88.7, hTRは98.0%・8.49, hTERTは96.0%・3.05であった.TRF1, TRF2の核内陽性細胞率は, 45.1%, 42.9%であった.テロメラーゼ活性発現率はhTR高値群で有意に高発現であった(p=0.04).同様にhTERTに関しても高値群でテロメラーゼ活性発現率が有意に高かった(p=0.03).TRF1, TRF2との関連は認めなかった.以上より, hTR, hTERTがテロメラーゼ活性の発現と強く関連する可能性が示唆された.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 2001-01-01
著者
-
宮地 和人
獨協医科大学第一外科
-
砂川 正勝
獨協医科大学第一外科
-
砂川 正勝
獨協医科大学 病理学
-
田中 直行
獨協医科大学第1外科
-
田中 直行
独協医科大学第1外科
-
北島 政樹
慶應義塾大学 医学部 一般消化器外科学教室
-
宮地 和人
獨協医科大学日光医療センター外科
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