定荷重研削切断加工に関する研究(第2報) : 切断特性の定常確率過程解析
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概要
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炭素鋼S50Cを砥石周速度4800m/minで定荷重研削切断する際の最適加工条件を明らかにするため, 送り速度と研削比を取り上げ100回切断したときの不規則変動特性を定常確率過程解析した結果, 次のことが明らかになった.1)工作物の送り速度および研削比の不規則変動特性を定常時系列解析した結果, 安定収束する加工システムは, 自己回帰移動平均確率過程ARMA(2,1)モデルで表される.2)適正な加工システムは, 砥石と工作物との面圧を6.67N/mm^2一定に保持したときに得られる.3)本実験条件から導出できる最適加工システムは, 加工条件として被削材の高さを15mm, 幅を22mm, 荷重を300Nに設定した場合に得られる.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1982-03-05
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