定荷重研削切断加工に関する研究(第1報) : 実験計画法に基づく研削切断特性の解析
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概要
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定荷重研削切断加工法の加工特性を明らかにするため加工特性として砥石半径損耗量, 累積砥石損耗容積, 研削比, 接線・法線研削抵抗, 2分力比, 中心線平均粗さ, 累積研削切断所要時間, 送り速度およびその変動係数を取り上げ, 炭素鋼S50Cを2^3要因計画の下で各水準につき100回切断を行い, 各特性値を多変量解析した結果, 次の点が明らかになった.上記の特性値について総合的観点から最適研削切断条件を判定すると, 砥石速度は高水準(4800m/min)に, 被削材の高さと荷重は低水準(5mm, 98N, ただし被削材の幅は22mm一定)にしたときに得られる.研削比を最大にする加工条件は, 砥石速度と被削材の高さを高水準(4800m/min, 15mm)に, 荷重は低水準(98N)に設定すると得られる.一方, 工作物送り速度を最大にする観点からは, 砥石速度と荷重は高水準(4800m/min, 196N)に, 被削材の高さは低水準(5mm)に設定するのがよい.また, 各特性値と加工条件との関係は, 多変量解析によって高有意の回帰方程式でそれぞれ表示した.
- 1981-06-05
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