定常確率過程による放電加工表面の粗さ形状解析
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概要
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定常確率過程による等方性工学表面の一般的計測法について考察し, RC回路によって創成された放電研削加工表面解析に本手法を応用した結果下記の結論を得た.1)放電加工面は, 等方性ガウス表面で, 断面曲線は加工条件に関係なく4次の連続型自己回帰過程で表せる.2)放電加工面の特性値, 例えば突起の幅, 接触点の大きさ, 単位面積当たりの突起密度, 単位長さ当たりの突起数, ゼロクロシング数, 突起の傾斜, スペクトラムの幅, 突起の断面積および等方性・非等方性判別は, 4次の連続型自己回帰過程を基に4次までのスペクトルモーメントを計測することによってすべて解析できる.3)加工条件(ピーク電流値I_p(A), 単位パルス数p)が表面粗さの創成に及ぼす効果を分析した結果, I_pの効果>pの効果>I_pとpの交互作用の順に重要である.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1981-07-05
著者
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