長方形複数ボルト締結体における最適締付間隔に関する解析的考察
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概要
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本論文では, 複数ボルトにより締結される長方形板状部品を, 弾性床上のはりとしてモデル化することにより, その解析プログラムを作成して, ボルト本数およびその最適位置に及ぼす各種パラメータについて詳細に解析するとともに, 設計の際に利用できる図表を提案し, それらの使用例を示している。そして最後に, 実験値との比較例を示し, プログラムの妥当性を確認している。その結果, 次のことが明らかとなった。本論文で作成したプログラムにより, 締結後, 締結体に必要とされる平面度を得るための最小ボルト本数およびその最適位置を求めることができ, その結果は実験値とほぼ一致する。最適ボルト位置を得るための端部長さ比(=端部長さ/締付間隔)は, ボルト締付間隔締結体厚さ, 締結体材質, 結合部ばね定数によって影響を受ける, 提案された設計図表により, 最小ボルト本数およびその最適位置を容易に決定できる。
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1980-11-05
著者
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